B-1.神護寺経 経帙


光の強く当たった中央部分のみ雲母が光って見えますが、薄く剥いだ雲母が前面に散りばめられています。


裏面(経を包む面)は本来浅葱色の綾織の布が貼られていますが、現状は欠落しています。



それぞれ異なった文様が編み込まれています。

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サイズ 400o×310o

久安5年(1149)頃に鳥羽天皇の勅願で、後の後白河院の時代に神護寺に寄進された紺紙金字の一切経「神護寺経」の経帙。
一つの経帙に10巻の経巻を包んで経箱に納めたものと言われます。

現状は周囲の錦織の布が劣化し、付箋の木札、組紐は欠損し、経帙の隅と組紐に鋲止めしてあった四枚の蝶金具は何処かに飛び去ってしまっています。
周囲に巡らせた錦の状態は甚だ状態は良くありませんが、黒染にした竹ひご、竹ひごを編んだ色糸は殆ど損傷のない状態で残存し、下に敷き詰められた薄く剥いだ雲母がキラキラ光ります。

現状はアクリル板に挟み額に入れてあります。