B-6.小町塚瓦経残欠(法華経巻第一)売約済





加趺坐入於無量義處三昧身心不動是時
天雨曼陀羅
華摩訶曼陀羅華曼殊沙華摩
訶曼殊沙華
而散佛上及諸大衆普佛世界




六種震動爾
時會中比丘比丘尼優婆塞優
婆夷天龍夜
叉乾闥婆阿修羅迦樓羅緊那
羅摩?羅伽人
非人及諸小王轉輪聖王是

価格 85,000円(消費税込) 送料無料

サイズ 縦最大 115o  横最大 74o  厚さ 20o

三重県伊勢市の伊勢神宮の外宮に近い地に僧西観・遵西の発願で埋納された瓦経。
承安四年(1174年)の記銘を持っ瓦経で、通称「小町塚瓦経」と呼ばれる品。

瓦経とは、末法の世に入ったとされる平安後期、末法の世の到来に備え、半永久的に写経を残すために瓦に書写した経文を経塚に埋納したものと考えられています。こうした経塚は西日本を中心に幾つかが存在しますが、年号のわかるものは数少なく十指に足りないと言われ、鳥取の「大日寺」の延久三年(1071)が最も古く、「小町塚」の承安四年(1174)がもっとも時代が下るとされています。

小町塚の瓦経の特徴としては、一枚に表裏各十五行を書写、文字に則天文字が使われていることで知られますが、内容は誤字脱字、裏面の書き忘れなどが甚だ多く、それらは小さな破片からも判るほど顕著なものとなっています。
これらの瓦経は法華経、金剛頂経、大日経、蘇悉地経、梵字など天台系教経典が見られますが、江戸時代には既に破片が愛好家の手に渡っており、納経の全貌は解明されておりません。

今回ご案内の品は法華経巻第一・序品の断片で文字の美しさが際立っています。
重要経典である法華経の巻頭を委ねられたの人物とは?発願者の西観・遵西?・・・ともあれ経塚造営にあたり重要な役割を担った人物が関わったことは想像に難くありません。