C-1.金峯山出土 御正体残欠

金峯山出土の御正体・懸仏の残欠5点一括でご案内致します。
経塚に埋納し、長い年月をかけて自然に破損したというよりは、意図して破損させて遺棄したような痕跡が見られます。
いずれも平安時代後期の品です。

残欠1.僧形像

白銅の鏡像です。上部に円頂の頭部と面相が見えます。どうやら僧形像のようです。
残欠の最大長はおよそ125o。

残欠2.女神像

銅板に錫鍍金した鏡像と思われます。右下の小さな残欠に女神像の顔が、左の残欠の神像の座る椅子の一部と女神像と思われる髻の一部が見えます。

残欠の最大長はおよそ115o。
右下の残欠は同一個体の離れで、女神の面相部分です。元来は子守明神の三神像であったようです。

残欠3.蔵王権現像

写真右はフラッシュを用いた撮影、左はスキャナー画像。

良質な白銅板に蔵王権現が毛彫されています。中央付近に振り上げた右足の一部、下方に地に着いた左足の一部が確認できます。
今回ご案内の残欠中、最も良質な素材で造られています。
残欠の最大長は155o

残欠4.菩薩像

銅板に錫鍍金の鏡像と思われます。蓮台が見えますので菩薩像のようです。上部に顔の半分が見えます。
尚、左右の残欠は大きさは合っていますが、関連は不明です。
残欠の最大長は91o。

残欠5女神像.懸仏

銅板に金鍍金が施された品です。
座像の下半身のみですが、衣の形から女神像か?像の部分が打ち出しでふくらみを持たせてあります。
鏡像から懸仏に移行する初期の品と思われます。
残欠の最大長115o。


段箱に納めてあります。(右から1〜5)


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