B-4.神護景雲経断簡一紙







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サイズ 本紙 縦270㎜、横570㎜、界高210㎜、界幅21㎜  額 縦400㎜ 横700㎜

紙本墨書、鞞婆沙論卷第六、奈良時代後期 

神護景雲二年(768)、称徳天皇が先帝の淳仁天皇の追善のために発願し東大寺に納められた勅願一切経で、「神護景雲経」と呼ばれる経。

勅願経であることから、当代一流の書き手が担ったことは想像に難くなく、緊張感のある格調高い文字が並びます。
また、天平後期の特徴をよくあらわす経で、料紙、界のサイズも大きく、文字も大文字で書かれています。

尚、断簡となって民間にあるものは魚養経との混同がみられますが、魚養経は更に界が広く、文字の間隔が広くとられています。
料紙も神護景雲経が奈良時代の公式文書に使われることの多い麻紙が使われているのに対し、魚養経は楮紙が使われています。

保存状態はおよそ1250年の年月を感じさせない美品で、下部の余白を中心に所々虫穴を穴埋めした補修がある以外は、破れ、折れ、裏打はなく当初の姿をよく保っています。また、紙の両端は糊を剥がして分けられています。

額は木製、アクリル板、グレーのマット入。本紙は手を加えず額に挟み込んであります。
お気に入りの古裂を探し軸装にしても宜しいかと思います。

神護景雲経は五月一日経と双璧をなす奈良時代の一切経であり、奈良時代の最後を飾る勅願一切経です。