B-8.薬師寺伝来 大大般若経断簡一紙(魚養経)







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サイズ 本紙 縦272o 横570o 界高231o 界幅23〜24o  額 縦700o 横400o

薬師寺伝来、大般若経巻第一百九十一、奈良時代後期

希代の能書 朝野魚養(あさののなかい)縁の元興寺十輪院に伝わり、その後、十輪院の衰退に伴いの薬師寺に移された大般若経で、「魚養経」(ぎょようきょう)の名で知られる経。しかし、実際には魚養の真筆ではなく、現在では官立の写経所で写経生の手により書かれたものと考えられています。(魚養の発願経の説もあります)

魚養経の特徴は一紙二十四行で、界線を広く引き大文字で書かれていることで知られています。
尚、民間にある断簡は神護景雲経との混同がみられますが、魚養経はより界が大きく、文字の間隔も広く取られています。

保存状態はこのおよそ1250年が経過した品とは思えないコンディションで、虫穴、シミ一つない奇跡的な極美品です。
本紙の両端は切断せずに糊を剥がして分けられており、書かれた当初の姿を良く残しています。

額は木製縁のアクリル板、グレーのマット入り。
今後、お気に入りの古裂を探して表具することも一興と思います。

あまりにもコンディション良好のため古さを感じさせませんが、

紛れもなく天平の古のものです。

参考資料
奈良国立博物館蔵 大般若経 巻第九十六(魚養経)