B-3-1.金銀交書法華経断簡(伝 道風筆)


スキャナー画像です。虫穴の修理箇所が目立ちますが、室内光で鑑賞した場合は殆ど目立ちません




価格 320,000円(消費税・送料込)

サイズ 本紙 縦 242o 横 114o 界高 202o 界幅 18o 表具 縦980o 横205o(軸端を含まず)

紺紙金銀交書法華経 巻第一方便品第二、平安時代(11世紀)

伝 道風筆と言われる金銀交書法華経の六行の断簡です。
金銀交書経と聞いて即座に思い浮かぶのは中尊寺経ですが、12世紀前半発願の中尊寺経より一時代の遡る経で、11世紀の経と言われます。中尊寺経以前の金銀交書経は広島 浄土寺の法華経、延暦寺の法華経、そして、ご案内の伝・道風筆 法華経など、僅かに数例を数えるのみのです。

当経は和様の書の全盛の時代に書かれたもので、希代の能書小野道風の名を充てるに相応しい品格のある文字がならびます。
もとより小振りな文字の経ですが、当断簡は五字偈の部分で一行の字数が多いため、いっそう小振りな文字で書かれています。
実際は道風の真筆ではないと考えられていますが、道風の名を充てるに相応しい文字の美しさが際立った写経です。

保存状態は下部余白に虫喰いの直しがあります。
銀字の変色、摩耗が著しいことで知られる同経ですが、ご案内の品は銀字の残存状態が良好です。

表具は中廻しと一文字に金襴の古裂で仕立ててあり、傷みはありません。とても小振りな軸で床の間でなくとも鑑賞頂けます。