C-2.仁和寺・大日如来護摩仏 売約済






台座に金箔が残ります。



サイズ 高さ 108o

仁和寺寄進、慶安二年(1649年)

護摩の灰を粘土に練り込んで素焼きにした護摩仏と呼ばれる庶民信仰の品。
尊名は法冠を被り法界定印を結んだ胎蔵界大日如来で、光背には五文字の梵字が彫られ、光背背面に「入阿字門 諸密厳土 発菩提心  普度衆生」、台座の框の正面には「寄進仁和寺」、背面に「慶安二正廿阿□敬白」(□は判読不明)の文字が彫られています。また、台座には金箔の痕跡が見られます。書かれた文字から見て仁和寺に寄進(奉納)された品と解ります。

同じ仁和寺由来の護摩仏で金剛界大日如来は稀に見かけますが、胎蔵界大日如来、しかも金箔の残る像は初見です。
年号や由来の解る護摩仏は珍しく、護摩仏の作例としてはもっとも古い部類と思われます。

保存状態は護摩仏の中にあっては焼は固く破損はありません。
御室仁和寺の庶民信仰の品です。