A-5.密教図像 両界供養法

第一図 金剛界大日

線の正確さ、衣のグラデーションなど完成品の仏画に近いクオリティーで描かれています。




第二図 胎蔵大日





第三図 虚空蔵




第四図 般若菩薩




第五図 阿弥陀





軸棒はありません。木箱に入っています。

価格 お問い合わせ願います。

サイズ 紙幅 229o  全長 2740o

金胎内両部の仏の供養法を図像入りで示した次第書です。
内容は金胎大日、虚空蔵、般若菩薩、阿弥陀の五尊で、各尊のの図像、種子、三昧耶、真言、念誦法などが記されています。
内容的には図像抄に似ますが、三昧耶は図ではなく文字で記されています。

描かれた尊像は、素人絵師の手による密教図像の中にあっては極めて精緻に描かれ仏画に匹敵する完成度を見せています。
転写方は薄い紙に油を引いて油を引いて透過性を高め、下に敷いた底本を写し取る方法がとられています。そのために、文字は墨をはじき若干のカスレが見られます。
料紙は密教図像には珍しく薄く染めた紙が使われています。

制作年代は、やや鈍い発色の彩色、或は鑑賞も考慮されて制作されていることなども考え、中世後期の室町時代の制作と推測します。

保存状態は虫食いが少々あります。
尚、長さ2.7mあまり5尊が収録されていますが、現状で続きの有無などは不明です。

密教図像には珍しい完成度の高い彩色図像の品です。