A-2.白描図像 不空羂索観音・一字金輪曼荼羅


第一図 不空羂索観音一面六臂坐像


第二図・第三図 不空羂索観音一面四臂立像


第四図 不空羂索観音一面六臂椅像



第五図 不空羂索観音三面六臂坐像


第六図 不空羂索観音一面八臂坐像(興福寺南円堂像)


不空羂索観音文字部分


第七図 一字金輪曼荼羅1


第八図 一字金輪曼荼羅2


一字金輪曼荼羅文字1


一字金輪曼荼羅文字2


一字金輪曼荼羅文字3

文字の特徴から鎌倉時代の制作と推定します。


表紙は近年に仕立てたものです。塗り箱入り。

価格 お問い合わせ願います。

サイズ 紙幅 297㎜ 全長4770㎜

紙本墨書、巻子仕立、鎌倉時代

不空羂索観音と一字金輪曼荼羅の白描図像の巻子です。

収録内容は形態の異なる6種の不空羂索観音ならびに2種の一字金輪曼荼羅とその解説文からなっています。
描かれた図像は極めてシンプルで装飾的要素は少ないものの、何れも確かな線描が見られます。
文字は細字の書体で、相当に手慣れた印象を受けます。また、所々配された朱文字も鑑賞上の効果をあげています。
伝来は不明ですが、図像の筆致、達筆な文字から見て然るべき格式の寺院に伝来したことは容易に想像がつきます。

料紙はごく薄い紙が用いられ、油を引いてさらに透過性を高めて底本を写し取ったものと思われます。
紙は薄紙ながら手触りが滑らかな良質の紙が用いられています。

保存状態は虫食いが少々。近年に裏打と表紙の改装があります。
正式な図像集名、また前後に続き有無、錯巻の有無は現状では確かめる術がありません。
尚、不空不空羂索観音の図像につきましては、繫ぎ目に通し番号があり錯巻はない模様です。

密教図像は本来門外不出の品で鑑賞が目的ではありませんが、その神秘性には観るものの目を奪います。