A-7.別尊曼荼羅 理趣経曼荼羅　





上段部分


中段部分


下段部分


価格 95,000円（消費税・送料込）

サイズ　縦 930�o　横 577�o

紙本木版彩色、室町時代

理趣経に基づいて描かれた十七尊で構成される理趣経曼荼羅。
理趣経曼荼羅は金剛界曼荼羅の理趣会と同じ図像の並びですが、手法に用いる別尊曼荼羅で単独の曼荼羅として描かれた曼荼羅です。

ご案内の曼荼羅は色調や、やや縦長の様式などから室町時代中後期頃の作と思われます。
一見して完全な肉筆に見えますが、木版で墨線を摺り、その上に彩色を施した版彩色の曼荼羅です。
（周囲のクレーの文様帯は版の墨線そのまま活かしてあります。）

状態はご覧のとおり著しく傷みが生じ、掛軸から取り外された状態です。
著しく傷んではいるものの、幸いにも紙は柔軟性を失っていません。
既に寺院で修法に用いる役目を終えた品ですが、滅びゆくもの美、”摩滅の美”を感じさせます。

尚、傷みの状態から軸装は困難と思われますので、額装をお勧めします。
マクリを軽く巻いて桐箱に入れてのお届けとなります。