C-2.稲荷明神板絵懸仏 売約済


鹿のような脚ですが、狐です。






朱文字の梵字。薄くなって読みにくくなっています。

サイズ 直径 228o 板厚 9o

板絵懸仏、享保六年(1721)

稲荷明神の板絵懸仏です。
白狐に乗り右手に剣をもった女神像で、荼枳尼天と同一の姿で描かれています。
裏面は願文、種子と思われる朱書きの梵字、享保六年二月三日の年号、阿弥陀仏の名号、寺号、奉納者の名が記されています。(寺号、奉納者名は意図的に消されています.。)
密教的な要素と浄土教的、神道的要素が融合した信仰のもとで作られた品のようです。

保存状態は表面の彩色が薄くなっています。
尊像がおぼろげに見えることで、はからずも神仏の影向を演出したかのようです。
板絵の懸仏は箱根神社の箱根三社権現板絵(江戸時代前期)がよく知られますが、作例は多くありません。