B-2.二月堂焼経断簡


スキャナー画像


白色LEDライトを用いての撮影


左斜め前から撮影


右斜め前から撮影


室内光に近い状態で撮影。文字は判然としません。



価格 お問い合わせ願います。

サイズ 本紙 縦218o 横227o 表具 縦1100o 横440o(軸端を含まず)

東大寺二月堂伝来、紺紙金字華厳経巻第二十三、奈良時代

奈良時代唯一の紺紙銀字経かつ最古の紺紙経で東大寺二月堂に伝わった華厳経。
寛文七年(1667)2月14日のお水取りの失火で堂宇もろとも焼かれ、一部に焼痕が残ることから「二月堂焼経」の名で知られる経です。
明るい瑠璃色の紺紙に橙色の焦げ痕の妙から、古来数寄者や写経ファンに愛蔵される品です。

この経は二月堂の火災の翌日に灰の中から拾い集められたと言われ、完全な品は存在しません。
当断簡も1300年近い歳月や災難を潜り抜けてきた痕跡を確と残し、水を被って紺紙は色あせ、文字は滲み、黒く変色し判然としません。
しかし、照明や見る角度を工夫しますと、天平盛期の金字経所で書写された極上の文字が浮かび上がります。

保存状態は本紙に色あせ、文字の変色、滲みがありますが、幸いに虫食いはありません。
焼経は焼焦げがデリケートなため表具師泣かせと言われますが、この品は表具師により上手な仕事がされており、浮きや剥がれは生じていません。
表具は年数が経過しているものの丁寧に扱われた様子で、目立った傷みは生じていません。


尚、この品は肉眼で見た場合と写真では印象が変わります。
出来る限り実物をご覧になられてご判断頂ければと思います。