B-5.鼠跡心経






弘法大師真筆の極札付です。




価格 300,000円(消費税別) 送料 無料
※消費税は9月末日までは8%、10月からは10%を加算させて頂きます。

サイズ 本紙 縦215o 横331o、表具 縦1120o 横575o(軸端を除く)

鼠の足跡のような独特の草書で書かれることから「鼠跡心経」(そせきしんぎょう)と呼ばれる写経です。
末尾に「沙門空海」の落款を持つことから、古来弘法大師空海の真蹟といわれた経です。

古くから蒐集家には知られる経ですが、伝来や制作された年代など謎の多い経です。
かつては弘法大師真筆と信じられていましたが、現代では時代の下った鎌倉時代に書かれた経とする考え方が一般的です。
しかしながら、ある古筆研究家によれば、「筆者は梵字や唐の草書にも通じた人物」で、時代は「唐の文化が支配的であった平安前期以前に遡る」可能性が指摘されています。

尚、鼠跡心経は経の紙背に書かれたものもありますが、ご案内の品は普通の紙に書かれています。
(表の経の時代より遡ることは考えにくいため、現代では鎌倉時代に書かれたとする説が有力なようです。)

保存状態は本紙に虫食い、巻ジワが生じています。表具も同様に巻ジワが生じています。
このまま鑑賞することも十分可能ですが、現状の古裂(刺繍裂)を用いて表具を仕立て直すことをお勧めします。

この品は明治・大正の著名な実業家の旧蔵品です。
没後、某研究機関に寄託されていた品ですが、近年再び民間に出た品です。
旧蔵者の情報など詳しくはメールでお問い合わせください。