C-3.十二神将 摩虎羅大将像 売約済










岩座のパーツが一部外れています。






左手先はオリジナル。非常に繊細で洗練された作風です。

サイズ 高さ450o 本体のみ 358o

木彫、江戸時代

頭上に兎(卯)を頂く十二神将のうちの 摩虎羅大将像です。
神将像としては珍しく直立した姿勢で、袖の裾の翻りなどの過剰な表現を抑えた静的な像です。
静的な作風ながら、左手先はとても繊細で洗練を感じさせ、また金具の厚手の銅版から切り出したものが使われ、決して安直に作られた像でないことが解ります。

元は極彩色が施されていましたが、現状は脚部にその片鱗を示すのみで殆どの彩色が剥落し、白の下地を薄く残すのみです。
彩色が剥落し素木に近い状態になった事で、美しい木目が見て取れます。また、木目の詰まった良材で作られていることが解ります。

保存状態は彩色の剥落、右手先の補作、右手の持物の欠損、光背の欠損、台座のパーツの一部の欠損があります。
像の根幹部の破損、欠損はありません。

時代は江戸時代としましたが、作風は近世の只管ディテールに拘った作風ではなく、古風な印象を受けます。
時代は少し遡るかも知れません。