A-3.金剛界曼荼羅残欠・降三世会 


向かって左側の縦に走る線は絹本の継ぎ目です。小さな画絹を綱いて一枚の画絹にする方法は、中世の仏画に多く見られます。


本紙の周囲が若干マットに隠れています。


価格95,000円(消費税込価格104,500円) 送料無料
※消費税は9月末日まで8%、10月からは10%を加算させていただきます。

サイズ 本紙 縦334o 横267o、額 縦415o 横395o 

絹本著色、額装、室町時代

目の粗い絹本に描かれた金剛界曼荼羅の降三世会の部分です。
降三世会は金剛界九会曼荼羅のうちの右列二段目に位置し、全七十七尊で描かれる曼荼羅です。

室町時代には仏教の大衆化により、木版彩色版が主流を占めますが、その中で肉筆本はとても希です。
彩色は同時代の木版彩色本と共通点が多く、やや発色の鈍い色彩で描かれています。

保存状態は室町時代特有の目の粗い絹本に描かれているため、彩色が絹本を透って抜けている箇所が見受けられます。
その他に折れ、シワが生じていますが、欠損部はありません。
元来は本紙幅1メートル余りの前後の小さな曼荼羅でしたので、描かれた各尊の図像は鮮明ではありません。
しかし、それを補って余りある古色蒼然とした美しさがあります。

木製額入。