A-6.胎蔵曼荼羅残欠 地蔵菩薩

  

  

  

 価格120,000円(消費税・送料込)

 サイズ 本紙 縦130 横117 額 縦265o 横216o

 絹本著色、截金、額装、桃山時代〜江戸時代初期

絹本著色の胎蔵曼荼羅残欠 地蔵菩薩の部分です。

通常の曼荼羅と異なり、尊名(一部切断)、密号(悲願金剛)、種子(カ)が画面に描き込まれています。

胎蔵曼荼羅残欠の地蔵菩薩は曼荼羅の北側(向かって左)に位置し、胎蔵曼荼羅の中では特別大きな図像で描かれる部分ではありません。
残欠となった現状のサイズから元の大きさを推定すると、高雄曼荼羅に匹敵するような巨大な曼荼羅であったことが伺い知れます。
(1m前後の曼荼羅で同じ図像を描く場合はマッチ箱ほどの大きさになります。)


作風は近世初期の作風を色濃く残し、発色のよい色彩で細密に描かれています。
また、月輪や光背の輪郭線、蓮弁の太い輪郭線、葉脈の線、背景の斜格子は截金が施入されています。
截金の技法は鎌倉時代に最盛期を迎え、以後は衰退し近世初期に品々に僅かにみられる程度となります。
鎌倉時代のような細密な截金ではないものの、截金が施入されていることから凡その制作年代が推定できます。

保存状態は汚れ、擦れが生じていますが、目立った欠点はありません。

現状、本紙は台紙に糊付けしてあります。


これほどのサイズ、作風の曼荼羅を制作できるのは大寺院に限られますが、伝来は解っておりません。